1880年英国アルバティーナチェーン 刻印 rゴールド金 懐中時計鎖アンティーク

懐中時計用アンティーク・チェーン 英国製 by Thomas Hopwood


1880年前後、ビクトリア期の英国にて製作されたとおもわれる、懐中時計用アンティーク・チェーン。
Thomas Hopwood製作品。
二点刻印入り。
全パーツオリジナル。
極稀少。
美品。
工芸美術級品。


三連チェーン、スライダー・フォブ、鎖両端部のディティールなど、
この年代の正統的アルバティーナのクラシックなディティールが、細部に至るまで手を抜くことなく鎖各部に隈なく施されています。
ヴィクトリア期アール・ヌーヴォー様式に特徴的な草花をモティーフとした、稠密で美しい彫り模様が施された円形フォブは
金色系アルバティーナとして珍しいスライダー式。
自在に稼働し、任意の箇所で留まります。
実に秀麗なフォルムとデザイン。彫りはもちろん手彫りです。

ボールフォブ表面の刻み模様、各リンクのサイズ配置、全体バランスの調和など、その見事なデザインとフォルムはThomas Hopwoodの手による作品ならではのものであり、
同年代の他国製品と比して頭ひとつ抜き出たところがあります。
素晴らしい存在感と凝縮美。
整った鎖全体のバランスはことに秀逸です。
ジュエリーとの親和性がきわめて高く、欧米で用いられるように、ブレスレットとして着用するのもまた素敵です。

TバーとナスカンにそれぞれThomas Hopwoodの刻印『T+H』があります（写真3の広告上のマーク）。
1852年から1900年頃にかけて、イギリスのバーミンガム、Branston Stで開業していた、Thomas Hopwoodの手による作品であることが判別されます。

この年代のアンティーク品として状態が良いことも特筆すべき点です。
補修跡は無く、鎖の全パーツが当時からのオリジナルと推定されます。

この年代のアンティーク品として通常範囲の歪みや剥げなどを除き、特に目立つ疵はなく全体的に綺麗な鎖です。
ナスカンはきちんと作動します。
当方では確認しておりませんが、仕入れ先によればロールド・ゴールド製とのことです。
約140年前前後に製作されたアンティーク品として、良い状態と言えましょう。

長さ: 約 21.7 cm
T bar : 約 3.1 cm
フォブ・チェーン : 約 3 cm
重さ : 約 12.5 gm

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